【海外ドラマ】洋書が原作!Apple TV+の『Slow Horses(窓際のスパイ)』が面白すぎる
内容紹介
イギリス作家ミック・ヘロンの小説「Slough House」シリーズを基にしたスパイスリラーのテレビシリーズ、『Slow Horses』。Apple TV+で視聴可能なこの作品は、MI5エージェントとして大失敗を犯した元スパイたちが、ロンドンのMI5の隠れ家であるSlough House(スローハウス)に送り込まれ、そこでさまざまな任務に取り組む姿を描いている。
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見どころ
1.まさか、あの俳優が?!
2022年、このドラマシリーズを見始めた。誰か知ってる役者いないかな?と思い、IMDbのアプリを開き俳優一覧をチェックした。すると、一番最初にゲイリー・オールドマンの名前が。え!?まさかあのメインキャラクターの?と目を疑ってしまった。ゲイリー・オールドマンというと昔見た映画『レオン』のいろんな意味でキレキレの役を演じていて、かっこいい俳優というイメージだった。このドラマでは、衛生的に問題ありで小太りで汚いという人を演じている。歳をとったとはいえ、まさか同一人物とだったとは!!このドラマを見て一番の衝撃だった。
2.個性豊かなキャラクター
『Slow Horses』のメンバーたちは個性豊かで、その一人一人がドラマの見どころ。
Jackson Lamb (ジャクソン・ラム): スローハウスの責任者で、その外見と性格はまさに一癖も二癖もあり。口が悪く、フィルターなしで物事を言う彼の発言はコミカルで笑えるシーンが多々あり。
Catherine Standish (キャサリン・スタンディッシュ): スローハウスの事務員であり、元エージェント。一見どこにでもいそうな、年取ったおばさんに見えるが、鋭い洞察力を持ちながら、事務作業とフィールドエージェントとしての活動を両立させている。見た目と実力のギャップがまた魅力。
River Cartwright (リヴァー・カートライト): 若いイケメンエージェント。物語は、なぜ彼がスローハウスに来ることになったのから始まる。成長途上の彼も見どころの一つ。
Roddy Ho(ロディー・ホー): テクノロジーとコンピュータのスキルに秀で、サイバーセキュリティの専門家としてチームに欠かせない存在。アジア系のくせ者。イギリスに住んでいない私にとっては、顔がアジア系なのにイギリス英語を話す姿が新鮮で、彼のキャラクターも見どころの一つ。
これらのキャラクターたちが織り成す人間ドラマもまた、見逃せない要素となっている。
3.コメディー要素あり
スパイドラマとしてのサスペンスやスリリングな要素に加えて、ユーモアやコメディの要素も含まれているのも魅力の1つ。このシリーズは、スパイたちが引退や失敗に直面し、それにもかかわらず彼らの独特な性格や関係を描かれており、その中にコミカルでほのぼのとした場面が見られることがある。
特に、シリーズの中心的なキャラクターであるラム(Jackson Lamb)は、荒っぽいがユーモアのあるセンスを持っており、彼の口ぶりや行動がシリーズにおいて笑いを提供している。ただし、コメディ要素はサスペンスやドラマの一部として取り入れられており、シリーズ全体のトーンはバランスのとれたものとなっている。
4.原作を読みたい
このドラマ、実は小説が元になっているのだ。日本では「窓際のスパイ」というタイトルで翻訳本が出ている。日本のApple TV+では、ドラマのタイトルと同じ「窓際のスパイ」だ。私はこのドラマがきっかけで洋書版の本を読みたくなった。スパイ活動やその物語も楽しいが、一番気になるところは、なぜメンバーがここスローハウスに送り込まれたのか、どんな失敗を過去にしでかしたのかを知りたいのだ。ドラマでは1シーズンの1話目にRiverがどんな失態をしたかが明らかになるが、他のメンバーについてはまだ明らかになっていない。これからシーズンを重ねるごとにそれが明らかになるのだろうが、早く続きが気になってしまう。
あとがき
ロンドンが舞台なので、TVシリーズではそれも楽しめるし、スリリングなスパイシーンやアクションも見どころ。面白い海外ドラマを探している人は是非おすすめ!原作を読んだら、それについてもブログに投稿しようと思う。