【洋書リスト】2024年1月に聴いた洋書のリスト
みなさんは1月にはどんな本を読みましたか?
私は今年「100冊洋書を読む」という目標を掲げたのですが、そうすると1ヶ月に8冊程読まないといけない計算になります。
そこで、1月には何冊読んだのか、どんな本を聴いたのか下記に紹介いたします。
1.『Slow Horses』by Mick Herron
『Slow Horses』シリーズの1冊目。
Apple TV+のドラマ『Slow Horses (窓際のスパイ)』のシーズン1と内容は基本同じ。
登場人物の容姿が本ではちょっと違うのが面白いと思った。
Roddy Ho (ロディ・ホー)がメガネをかけている設定になっている。
これを読んでドラマの内容がより一層理解出来た。
ちなみに日本語版は「 窓際のスパイ」というタイトルで出版されている。
日本語タイトルのセンスがちょっとイマイチだと思うのは私だけ?
いまどき「窓際 」って。
「窓際族」からとって使われているのだろうが、若い人で意味が分かる人いるのかな?
2.『Dead Lions』by Mick Herron
これも『Slow Horses』シリーズの2冊目。
Apple TV+のドラマ『Slow Horses (窓際のスパイ)』のシーズン2と内容は基本的に同じ。
Marcus(マーカス)とShirley(シャーリー)のメンバーが新たに登場する。
MarcusがSlough Houseに来て初めてSlough House (スラウ・ハウス)にやって来た時の、Roddy Ho (ロディー・ホー) の発言がこれ。
「 This is my mug. I don’t like other people using my mug」って。面白い。
また、Jackson Lam (ジャクソン・ラム) の発言も面白くて、笑った箇所がいくつかあった。
確か、Spider (スパイダー) のことについて「Isn’t he in charge of counting paper clips?」
スパイシリーズって、真面目なのが多い印象だけど、このシリーズはユーモアがあって笑えるのが最高。
3.『Escape From Jonestown』by Laurence Bouvard
こちらはオーディブルのオリジナル作品。
True Crime (トゥルー・クライム)で、6話からなるポッドキャスト形式になっている。
ジョーンズタウン (Jonestown)での集団自殺/大量殺人を生き残った男性が事件について語っている。
耳にした事があった犯罪だったが、ドキュメンタリー等は見た事がなかった。
アメリカ本土で起きた事件だと思っていたが、ガイアナという国で起きた事件だったとは。
原因究明については詳しく解説されていないので、もっと別な本を読んで詳しく知りたいなと思った。
それにしてもカルトって恐ろしいな。
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4.『True North Heists』by Andrew Kaufman
こちらもオーディブルのオリジナル作品。
10話からなるポッドキャスト形式。
カナダで起きた有名な強盗事件を1話完結で語っている。
True Crime (トゥルー・クライム)なのだが、強盗にフォーカスされているのでそれほど重くない。
いつも「強盗」って犯罪者なのにヒーローみたいに扱われるのってなんでだろう?
5.『Entitled: How Male Privilege Hurts Women』by Kate Manne
フェミニスト本。
Incel (インセル)という単語をこの本を読んで初めて知った。
男性の犯す犯罪についても言及されているが、一番共感出来たのは家庭内での女性の不平等さ。
共感しすぎて頷きながら聴いてしまった。
この本で言及されてた本『How Not to Hate Your Husband After Kids』も最近読み始めた。
6.『Real Tigers』by Mick Herron
こちらは『Slow Horses』シリーズの3冊目。
Apple TV+のドラマ『Slow Horses (窓際のスパイ)』のシーズン3と内容はベースは同じだが、ちょっと設定が違っている。
例えばSpider Web (スパイダー)は前シーズンで撃たれて、植物状態になっているという設定で、この本の最後では人工呼吸器を取り外して亡くなる。
今回の本もJackson Lam (ジャクソン・ラム)の面白さが爆発。
そして、Marcus(マーカス)とShirley(シャーリー)のコンビが面白い!
ドラマでは描かれていないが、本ではRoddy Ho (ロディー・ホー)とMarcus、Shirleyの3人がパブで飲んでいるシーンもある。
ドラマでは見られないシーンが、原作では見られるのが醍醐味。
7.『The Demon Next Door』by Bryan Burrough
オーディブルのオリジナルシリーズ。
True Crime (トゥルー・クライム)で、実在したシリアルキラーの話。
内容は良かったのだが、ナレーションが内容に合ってない!
残忍な犯罪の内容なのに、このナレーションのせいでコメディみたいな雰囲気になってしまっている。
こんなにマッチしていないオーディオブックを聴いたのは初めて。
ある意味面白いので、聴いてみてほしい。
8.『Spook Street』by Mick Herron
こちらは『Slow Horses』シリーズの4冊目。
Apple TV+のドラマ『Slow Horses (窓際のスパイ)』のシーズン4の放送は決定されているが、まだオンエアされていないので、ドラマの内容を先取りしたい人におすすめ!
ネタバレになってしまうので、また今度詳しくレビューを載せる予定。
この本では新メンバーが新たに加わる。
コメディとしての面白さは前回と変わらず、最後は予想していなかった展開で「え?」っとびっくりしてしまった。
あとがき
『Slow Horses』シリーズにハマってしまった1月。
8冊の月目標はなんとか達成しました。
2月はどんな本を聴こうかな。