2024年11月に聴いた洋書のリスト
2024年11月聴いた本のリストは下記の通り。
1.『Open: An Autobiography』by Andre Agassi
2024年の夏、アニメ『ハイキュー!』にハマったことをきっかけに、スポーツ選手のマインドセットに興味を持つようになった。その流れで、アンドレ・アガシの自伝『Open』をオーディオブックで聴いてみることにした。
驚いたのは、アガシが実はテニスを大嫌いだったという事実。彼の父親が幼少期からテニスを強制していたエピソードは、今の価値観で言えば「虐待」と言われてもおかしくないのではないかと思う。
さらに、自伝の中で、好きなTVドラマ『フレンズ』との意外なつながりについて語られている部分があり、そのエピソードでのアガシの言動が少し幼稚に感じられる場面もあった。ただ、それも彼の複雑な内面や苦悩が垣間見える内容で、興味深かった。
2.『Shoe Dog』by Phil Knight
普段は個人でビジネスを経営していることもあり、有名な経営者の自伝に興味を持ち、『Shoe Dog』を聴いてみることにした。ナイキという誰もが知る大企業の始まりが、実は日本と深く関わっていたことを初めて知った。本の37%あたりになっても日本のことが詳しく書かれていて、著者が日本の文化を好きになっていく様子も描かれていて、なんだか温かい気持ちになった。
とはいえ、ここまで大きな会社を立ち上げるという偉業は、当時の時代背景や環境があったからこそ可能だったのではないかとも思う。現代のビジネスでは、同じような成功は難しいのかもしれない。
3.『Poverty, by America』by Matthew Desmond
私が住むカナダでもホームレスをよく見かけることや、アメリカの社会構造に以前から興味があったこともあり、『Poverty, by America』を読んでみることにした。短くて読みやすい本だが、一番印象的だったのは最後の部分。貧困がなければ、どれほど多くの優秀な人材が育まれていたのだろうかという問いかけには衝撃を受けた。貧困を生むことで、社会がどれだけの可能性を無駄にしているのかを考えさせられた。
4.『Victim F』by Aaron Quinn, Denise Huskins, Nicole Weisensee Egan
この本は2024年に読んだ中で特にお気に入りの1冊!Netflixの『American Nightmare』を観た人には特におすすめの一冊。事件の全貌を知ることができる『Victim F』について、ブログにも詳しく書いたので、ぜひ読んでみてほしい。
5.『Cursed. A true crime podcast』by RAW
私の好きなジャンルのトゥルークライム。第一話から話に引き込まれていった。人身売買という犯罪が地球のどこかで行われているなんて。これは、タイトルの通り『Cursed (呪われた)』を理由に被害者を追い詰めていく様子が分かる。聞きやすいので、トゥルークライムは好きな人におすすめ。
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あとがき
11月は自伝やトゥルークライムなど、リアルな本だけを読んだ月だった。