2025年3月に聴いた洋書のリスト
2025年3月に聴いた本は下記の通り。
1.『Nexus』by Yuval Noah Harari
ユヴァル・ノア・ハラリが、情報ネットワークが世界を築き、破壊してきた歴史をひもとく一冊。『Nexus』 は、人類が蓄積してきた知識と力を振り返りながら、環境崩壊や誤情報、AIの脅威といった現代の危機を問いかける。
英語のオーディオブックを聴いた。少し難しいところもあったが、内容がとても興味深く、またじっくり聴き直したいと思える一冊。
この本では、政治の仕組み(民主主義と独裁政治)や、テクノロジーの進化について幅広く取り上げられていて、現代の社会問題にも通じる話が多く、考えさせられる内容だった。たとえば、FacebookやYouTubeのアルゴリズムが人を暴力的なコンテンツに引き込んでしまうという話。自分自身もYouTube中毒気味なのでやばいと思わされたし、子どもにも影響が出ないよう気をつけたいと感じた。
また、Amazonが採用時に使ったAIが、「woman」という単語にネガティブに反応してしまったという話も印象的だった。人間の偏見を学んでしまうAIの怖さを感じた。
他にも、囲碁でAIが人間に勝った話や、将来は医者より看護師の方が需要があるかもしれないという話もあり、いろいろな角度から未来の社会を考えさせられる一冊だった。
私が好きなドラマ(Succession や The Crown、Game of Thrones)の話が出てきたり、私たちの身近なところとリンクする話も多く、興味の唆られる内容だった。
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あとがき
『Nexus』の日本語版も最近発売されたようで、まだ読んではいないが、この手の本は少し英語が難しいところがあるので、機会があれば日本語も読んでみようと思う。