アイルランドが舞台のギャング犯罪ドラマ『KIN』にハマる理由
今年ハマった海外ドラマの1つに『KIN (キン)』というアイルランドが舞台のギャング犯罪のドラマがある。シーズン1の1話目から衝撃な内容でどんな展開になるのかが目が離せないドラマである。
また、舞台がアイルランドのダブリンなので、家や街並みもアメリカのドラマとは違う。英語の発音も普段聞き慣れている、アメリカのドラマとは違い何か新鮮な感じがしていい。
早速下記にあらすじと感想を載せていく。
ネタバレが含まれるので、まだドラマを見ていない人はあらすじ以降は読まないようにお願いします。
1. あらすじ
『KIN』 はアイルランド・ダブリンを舞台にしたテレビシリーズ。ファミリードラマと犯罪スリラーの要素が絡み合う作品。このドラマはキンセラ (Kinsella) 家が主人公で、彼らは犯罪組織の抗争に巻き込まれ、激しいギャング抗争の渦中でさまざまな困難に直面する。物語は暴力や裏切りが絶えない過酷な環境で生きる家族の姿を描きながら、家族の忠誠心が試される瞬間に焦点を当てている。
2. 感想 (ネタバレ注意)
複雑な家族関係
まず主人公の一人、マイケルが出所してくるところから話がスタートするのだが、最初は誰が誰でどういう家族構成になっているのかが少し混乱する。だが、見ていくうちに誰と誰が夫婦、兄弟、親子なのか家族構成が分かってくる。ギャングの犯罪的な要素もちろんこのドラマの魅力だが、次第に家族のメンバーが誰と手を組んで、誰が裏切るのかというのもこのドラマも見どころである。また、マイケルとアマンダの関係など、徐々に恋愛事情も絡んできて、なかなか面白いのである。
アイルランドのダブリンが舞台
私は今までアメリカの海外ドラマをメインに見てきたので、このドラマはアイルランドのダブリンが舞台というのが気に入っている。まず英語がいい。発音やイントネーションがアメリカ英語とは全然違くて、アメリカ英語では使われない言葉が使われていたりする。よく聞くのは「Bollocks!」という言葉。アメリカ英語だと「Bullshit!」に相当するのだと思うのだが、よく使われるのでアイルランド英語が学べる。
女性のキャラクター
ギャングがメインのドラマだと、男性キャラクターが中心になって話が展開するが、さすがヨーロッパのドラマ。女性がしっかり活躍している。活躍するといっても、ギャングの話でアンチヒーローは実際の生活で見本にはならないかもしれないが。特に注目はアマンダ。彼女の頭の良さと、計画力、実行力ががあり、かっこいいなと思うシーンもしばしば。最初はキンセラ家の息子の嫁という感じで特に権力がある訳でもないのだが、物語が展開するにつれ、権力を握っていくあたりが見ていて気持ちがいい。
イケメン揃いのキャスト
まずマイケルがイケメンでかっこいい。マイケルは娘と犯罪の中で葛藤を感じていて、今後どういう決断をしていくのかも見どころ。そしてマイケルの弟のジミーと、彼らの従兄弟のエリックもそれぞれかっこいいのだが、性格がそれぞれ違うので、彼らの今後にも注目だ。また、ジミーの父親のフランクを演じている俳優は『Game of Thrones (ゲーム・オブ・スローンズ)』 のLittle Finger (リトルフィンガー)ことPetyr Baelish (ピーター・ベイリッシュ)や、『The Wire (ザ・ワイヤー)』にも出ていたりと、味のある役で見どころである。
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3.おわりに
ギャング系や犯罪系のドラマ、アンチヒーロー系のドラマが好きな人にはおすすめなドラマ。調べたところ、現時点 (2024年11月現在)で日本で配信しているプラットフォームはまだないようだ。今後の日本配信に期待しつつ、日本で見れる機会があったら是非見て欲しい。