女性警察官が主人公の『Happy Valley (ハッピー・バレー)』人気の英国ドラマ

 

今年見て気に入った海外ドラマの1つに『Happy Valley (ハッピー・バレー)』という英国の警察ドラマがある。シーズン1から3までのドラマは完結しているが、イギリス国内外でも数々の賞を受賞した人気ドラマなので、紹介したいと思う。

 

1. あらすじ

『ハッピー・バレー』は、ヨークシャーの町を舞台に、娘を失った過去を抱える警察官キャサリンが事件を追う中で、家族と向き合いながら葛藤する姿を描いた犯罪ドラマ。


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2. 見どころ

①中年女性が主人公という新鮮さ

『ハッピー・バレー』の主人公は、中年の警察官キャサリン。彼女は若くもなく、他の映画やドラマにありがちないわゆる完璧なヒーロータイプでもない。ただ、女性ならではの思いやりと弱者を守ろうという姿勢が事件解決につながったり、物語に温かさをもたらしている。

②リアルな描写が魅力

『ハッピー・バレー』は、単なる犯罪ドラマにとどまらず、現実の社会問題や人間関係をリアルに描いている。たとえば、キャサリンの姉であるクレアは、元ヘロイン中毒という設定だったり、キャサリンは娘を亡くしていてトラウマを抱えていたり、ライアンの父親が訳ありだったり。それぞれの過去が家族の中で複雑な影響を及ぼしている。これが視聴者にリアリティを感じさせ、物語により深く入り込ませてくれるのだ。

③ヨークシャーの風景が魅力的

物語の舞台となるヨークシャー地方の美しい田園風景は、『ハッピー・バレー』の大きな魅力の一つだ。その雄大でのどかな風景が描かれる一方で、物語の中では誘拐や暴力などの暗いテーマが扱われており、この対比が非常に効果的となっている。視覚的な美しさがストーリーの緊張感を際立たせるだけでなく、舞台となる小さな町の閉鎖的なコミュニティの中で起こるドラマに、リアリティと説得力を与えている。


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3.おわりに

『Happy Valley (ハッピー・バレー)』は、1シーズンが6話ずつなので展開が早くて目が離せません。女性を主人公にした警察ドラマが見たい人や、イギリスのドラマを見たい人には是非お勧めです!

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