【ポッドキャスト】クライム系ドキュメンタリーを耳で聴く!:『Evil Has a Name』Golden State Killer犯罪捜査の裏側
1. 『Evil Has a Name: The Untold Story of the Golden State Killer Investigation』by Paul Holes, Jim Clemente, Peter Mcdonnell
2. 評価 ★★★★★(5/5)
3. あらすじ
オーディブルオリジナルのポッドキャスト。Golden State Killer(ゴールデン・ステイト・キラー) のとして知られている連続殺人犯、強姦犯の犯罪を追っていた捜査官、Paul Holes(ポール・ホールズ)がどうやって事件を解決したのかが描かれている。犯人の犯行の手口、被害者たちの心の傷、そして事件を解決するために尽力した捜査官たちの奮闘が描かれてる。ポッドキャストは事件の経緯や捜査の過程を通して、ゴールデン・ステイト・キラーの犯罪に関する新たな情報や洞察を提供し、最終的に彼が逮捕されるまでの経緯が明らかになる。
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4.オーディオブック(ポッドキャスト)について
配信日(Audible) 2018/11/15
再生時間:6 時間 13 分
14話のエピソードからなるポッドキャスト形式になっている。1話が15分-30分前後になっているので聴きやすい。被害者や関係者の証言、捜査官の声、さまざまな音声要素を通じて物語が進んでいく。オーディオブックと違い、さまざまな人が話をしているので、スピードや話し方も多様。全体的に聴きやすく、バックグランドの音楽もいい演出をしている。私は1.2倍速で聴いたが、全部で6時間以上あるとは思えないほど早く聴き終えてしまった。
5. 聴きどころ
1.ドキュメンタリーを耳で聴いている:
まさにドキュメンタリーを耳で聴いている感じ。特に、被害者の証言はリアルで涙が出てきたシーンがいくつかあった。
2.犯罪への知識が深まる:
途中で、このポッドキャストのホストである元FBI捜査官Jim Clemente(ジム・クラメンテ)のレイプ犯についての解説が入るのだが、これがまた勉強になり面白い。レイプ犯にこんなタイプがあったなんて!と犯罪についての知識が深まる。また、この犯罪捜査に使われたGenetic genealogy(遺伝子系図)にもこのポッドキャストで語られているので、True Crime(トゥルークライム)のジャンルが好きな人にはおすすめだ。
3.24年間の執念がすごい:
40年以上未解決だった事件を、Paul Holes(ポール・ホールズ)の執念で解決するというのが驚き。とにかくすごい。彼がこの事件についてのファイルを目にしてから24年間この事件について捜査し解決に至ったのだ。途中で何回も挫折しそうになりながらも、前にすすむ姿は尊敬の念しかない。
4. 関連ポッドキャストや本:
このポッドキャストでライターでブロガーのMichelle McNamara(ミシェル・マクナマラ)という人の名前が登場する。途中Paul Holesと一緒にこの事件を捜査するパートナーとなるのだが、残念ながら突然亡くなってしまう。その時にこの事件について彼女が書いていた本が下記の本だ。
HBOでこの本を元にドキュメンタリー化もされている。”Golden State Killer”と名を改めてこの事件を世に知らせたのもこのミシェルがきっかけだ。このポッドキャストと合わせて読む(聴く)ことをおおすすめする。